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アパート屋根の修繕方法~アパート屋根は定期的な点検・早めの修繕を!

アパートの屋根は、もっとも自然環境に影響を受ける部分ですから、それだけ劣化も生じやすい箇所でもあります。

ただ、屋根の修繕と言うと、大きな費用や、かなり大きな修繕工事になるのではないかとイメージする方も多いのではないでしょうか。

資産価値を守るために必要であるとはいえ、できるだけ費用を抑えて、綺麗に長持ちさせたいことは当然です。

屋根の修繕方法にはいくつかの方法があり、小まめに取り組んでおけば、屋根の劣化を抑え、耐久性を維持することができます。

そのため、アパート屋根にどのような修繕方法が適しているのか、把握しておくことが重要です。

ここでは、アパート屋根の修繕方法ついて、費用相場なども踏まえながら、アパマン修繕プロが徹底解説していきましょう。

アパート屋根は定期的な点検・早めの修繕を!

アパートに限らず、どのような建物においても屋根はとても重要な箇所ではありますが、それほど意識して修繕されていないように感じます。

どうしても普段から目の届きにくい箇所ですので、早めに不具合を修繕しておかないと、場合によっては大がかりな修繕工事が必要となる可能性もあります。

意識して定期的に点検、早めの修繕に取り組んでおくことが大切です。

・アパート屋根に修繕は必要?

アパートに限らず、屋根は住宅の中でもっとも重要な箇所であると言っても過言ではありません。

室内で安心して生活ができるのも、屋根によって紫外線や熱、風雨などから守ってくれているからです。

ただ言い換えると、そのような自然環境の影響を受けやすい箇所でもあり、劣化しやすい箇所であるとも言えます。

屋根が損傷してしまうと、雨水が侵入し、雨漏りが生じる可能性があります。

アパートの室内に雨漏りが生じると、資産価値が低下するのはもちろんのこと、入居者さんに大きな損害を与えてしまうことにもなりかねません。

屋根は普段から目につかないことから、修繕を意識する機会が少ない箇所であると言えます。

それだけに、小まめに点検するようにし、小さな修繕を繰り返すようにすれば、無駄な費用をかけずに、大切な資産を守ることができるのです。

・劣化すればするほど修繕費用は高くなる傾向が

アパート屋根の修繕方法は次の章から詳しくお伝えしていきますが、軽微な修繕であれば数千円程度で、大がかりな修繕であれば数十万円から100万円以上するケースもあります。

例えば、屋根材の一部にズレや損傷が生じているような場合には、ズレを直すことや交換によって修繕は完了しますが、このような部分的な修繕であれば数千円から数万円程度で済みます。

ただ、そのまま放置していて、その箇所から雨水が侵入し、雨漏りが生じるようになると、下地まで損傷が激しい場合には、屋根材を完全に新しいものにする葺き替え工事が必要になります。

アパート屋根の規模にもよりますが、場合によっては100万円以上の工事になることもあるのです。

アパート経営をしていると、どうしても身近な設備などに目が行きがちになりますが、屋根にも目を向けるようにして、定期的に点検しておくことが大切です。

【知っておきたい】アパート屋根の修繕方法

アパート屋根の修繕方法を大きく3つに分けるとすると、

  • 部分的な修繕
  • 屋根塗装による修繕
  • 屋根全体の修繕

ということになります。

屋根の修繕といっても、軽微なものから大がかりなものまであり、費用で言うと数千円で済むような修繕もあれば、数十万円するような修繕もあるのです。

ただ、早い段階から小まめに修繕しておけば、それだけ屋根を長持ちさせることもできるので、大がかりな工事をせずに済ますことも可能です。

では、どのような修繕方法なのかご紹介していきましょう。

・部分的な修繕

アパート屋根に対する部分的な修繕とは、屋根材を部分的に交換することや、損傷している箇所を補修するような工事のことを指します。

屋根は建物の中でももっとも自然の影響を受ける箇所で、太陽光による紫外線はもちろん、風雨によって劣化が生じやすいと言えます。

何かが飛来して屋根が損傷してしまうようなことも珍しくありません。

例えば、そのような影響によって屋根材がズレてしまうことや、剥がれてしまうようなこともありますし、破損してしまうようなこともあります。

部分的な修繕では、ズレや剥がれをなおしたり、破損している屋根材を新しいものに交換したり、破損している箇所をシーリング材で補修したりします。

このような部分的な修繕であれば、数千円から数万円程度で抑えられますが、そのまま放置していると、その箇所から雨漏りを生じさせ、気づいた時には大幅な工事が必要になることもあるのです。

劣化が進行しているような場合には、ひとまず部分的な補修によって応急処置を行い、計画的に次に掲げるような修繕方法を検討するのも必要になってきます。

・屋根塗装による修繕

屋根塗装は、色あせや汚れなどを解消するための美観を目的とするイメージが強いかもしれませんが、屋根の耐久性を高める大切な修繕方法でもあります。

屋根の修繕方法として一般的なものが、この『屋根塗装』になります。

アパート屋根に採用されているスレート屋根やガルバリウム鋼板などの金属製屋根は、定期的な塗装によって屋根材の耐久性を維持できます。

屋根塗装の美観以外の目的は、防水性を高め、屋根材を守ることにあります。

屋根材には塗装が施されていますが、塗膜が劣化してくると、雨水が屋根材に染み込んでしまうようになり、ついには雨漏りを生じさせてしまうようになるのです。

色あせや汚れが目立つのは、塗膜の劣化によるものです。

そもそも塗料には、汚れを雨水で流してしまう親水性や汚れが付きにくい防汚性が備わっています。

そのため、色あせや汚れが目立ってきたのは塗り替えのサインであるともいえ、カバー工法や葺き替えといった大がかりな工事になる前に、取り組んでおくことをおすすめします。

・屋根全体の修繕(カバー工法・葺き替え)

屋根の損傷が激しい場合には、部分的な補修や塗装による補修ができず、屋根全体の修繕が必要になります。

屋根全体の修繕には、

  • カバー工法
  • 葺き替え

の2種類があります。

カバー工法は『重ね葺き』と呼ばれることもあり、既存の屋根のうえから新しい屋根を被せて修繕する方法です。

既存の屋根をはがすことなく修繕ができますので、廃材を出すこともなく、工期は短くて済み、費用も抑えることができます。

ただ、屋根の重量が増えてしまうために、耐震性に影響を及ぼすような場合には葺き替えが検討されることになります。

葺き替えとは、既存の屋根材を取り払ってしまって、新しい屋根材に置き換えてしまう方法のことを指しています。

雨漏りによる損傷が激しいような場合には葺き替えが選択されることもあり、屋根材だけではなく下地まで補修ができます。

ただ、工期が長くなる傾向があり、費用も廃材の処理など、カバー工法よりも高くなる傾向にあります。

アパート屋根の具体的な劣化症状と修繕方法

上記でもお伝えした通り、屋根の不具合を早期で修繕することが大切で、そのまま放置していると雨漏りなど重大な損傷を引き起こしてしまう可能性があります。

そこでここでは、アパート屋根にみられる不具合をお伝えし、その不具合に対してどのような修繕が必要になるのかご紹介しましょう。

・塗膜の色あせ・汚れ・剥がれ・苔の発生

多くのアパートに採用されているスレート屋根や金属屋根は、塗装が施されていて、経年によって塗膜に劣化が生じます。

初期段階の劣化症状としてみられるのが『色あせ』で、日当たりが良い箇所で色あせがはっきりと分かるようなケースも珍しくありません。

色あせが生じるのは劣化している証拠であり、塗料の持つ機能が落ちていると言えます。

塗料には汚れがつきにくく、雨水で汚れを流してしまう機能が備わっていますが、色あせによって機能が低下すると、同時に汚れが目立ってくるようになります。

さらに塗膜の劣化が進行すると、塗膜が剥がれたり、膨れたりするようなこともあります。

塗料には苔や藻を防ぐ機能も有していますが、劣化が生じるとそれらの機能も低下しますので、苔や藻が発生しているケースも珍しくありません。

このような塗膜の劣化が生じているようなケースであれば、速やかに屋根塗装に取り組むことをおすすめします。

・屋根材の割れ・ひび・欠け・反り・ズレ

スレート屋根などアパートの屋根材は、経年によって劣化が生じ、風雨や小石などの衝突によって、割れやひび、欠け、反り、ズレなどが現れることがあります。

部分的な損傷などであれば、シーリング材によって補修することや、部分的に屋根材を交換するなどして修繕を行います。

シーリング材とは、ゴム状に硬化する素材であり、屋根材の補修だけではなく、外壁の下地補修などでも活用されています。

ただし、経年劣化によって、これらの症状が現れている場合においては、部分的に修繕しても次々に不具合を起こしてしまうこともあります。

特に、屋根材の損傷だけではなく、野地板など屋根全体で不具合が見られるようなケースです。

そのため、損傷個所以外の劣化状況も十分に点検したうえで、場合によってはカバー工法や葺き替え工事が選択されることもあります。

・屋根材や素材を固定する釘などの錆びなど

アパート屋根は、屋根材だけではなく、屋根の頭頂部の棟板金などさまざまな部材によって構成されています。

それらが劣化してしまうと、棟板金が錆びているような場合や、釘の浮き、接合部に隙間が生じているなど、さまざまな劣化症状が見られます。

金属製の部材は、錆びが大敵であり、錆びによって腐食が進んでしまうと、雨漏りの原因になってしまいます。

錆びの進行を食い止めるには塗装による修繕が適しており、錆びの進行が進んでいる場合には棟板金自体が交換されることもあります。

釘の浮きについては、そこから雨水が侵入することになり、内部の木製の貫板が腐食させてしまうことになりますから、新たなビスで固定し、シーリングによる防水処理が必要になります。

全体的な劣化が進行している場合にはカバー工法や葺き替え工事が必要なケースもあります。

アパート屋根の修繕費用の相場

屋根の部分修繕ができない場合には、屋根塗装やカバー工法、葺き替えが必要になるケースがあります。

一般的なアパートでどのくらいの費用になるのかご紹介しましょう。

・屋根塗装

アパートの規模にもよりますが、一般的なアパートの場合、屋根塗装の費用として80万円~150万円程度が相場になります。

屋根塗装は、アパート全体に足場を設置して、高圧洗浄や下地処理なども必要になり、また同時に外壁塗装されるケースも多くなります。

足場を設置する仮設工事だけでも20~30万円程度が必要になることから、外壁塗装とまとめて取り組んでおくことをおすすめします。

・カバー工法

アパート屋根をカバー工法によって修繕する場合には、120万円~200万円程度の費用が相場となります。

塗装と比較すると手間や材料費などが必要となりますので高くなりますが、次にご紹介する葺き替え工事よりは安く済みます。

・葺き替え

アパート屋根を全て新しくする葺き替え工事で修繕する場合には、150万円~250万円程度の費用が相場となります。

カバー工法と比較すると、工期が長くなり、廃材の処理などが必要になることから、費用は高くなる傾向にあります。

まとめ

アパート屋根の修繕について、必要性や修繕方法、費用相場などについて詳しくご紹介しました。

アパートに限らず屋根は建物を自然環境から守るためにとても重要な箇所であり、快適に暮らすためには無くてはならないものです。

そのため定期的に点検して、劣化症状が生じている際には、速やかに修繕することが必要です。

ただ、普段から目につく箇所ではないために、劣化症状に気づかず、気づいた際には雨漏りが生じるなど、大きな被害を及ぼしているようなケースも多いのです。

軽微な損傷であれば、費用も少なく抑えることができますが、雨漏りが生じているような場合には屋根全体を修繕しなければならない可能性もあります。

そのため、定期的に点検を行い、10年に一度程度は屋根塗装に取り組んでおくことをおすすめします。

アパート屋根の修繕や大規模修繕のことなら、神奈川県川崎市の地元に20年以上密着し、4,000件超の豊富な実績を持っている大規模修繕専門店『アパマン修繕プロ』にご相談ください。

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