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アパートの屋根修繕『屋根カバー工法』の特徴~耐久性や葺き替えとの違い、できないケースなど徹底解説

屋根カバー工法とは、既存の屋根のうえから新しい屋根を覆い、屋根や建物内部を風雨から守るために用いられる工法の一種です。

すでに屋根材にひび割れやズレなどの損傷がみられる場合には、屋根塗装によるメンテナンスでは、修繕しきれないということがあります。

また、屋根を葺き替えする場合では、コストの負担が大きくなり、工事期間が長くなってしまうため、なかなか選択しづらいという側面があるでしょう。

そのようなケースにおいて有効なメンテナンス方法として、屋根カバー工法が数多く採用されているのです。

ただし、屋根カバー工法ができないケースもありますので、特徴についてしっかりと理解しておく必要があります。

そこでここでは、屋根カバー工法について、特徴や耐久性、葺き替えとの違い、できないケース、メリットなどを踏まえ、アパマン修繕プロが徹底解説していきましょう。

アパートの屋根カバー工法とは?

屋根の修繕方法のひとつとして『屋根カバー工法』があります。

屋根材にひび割れや欠け、ズレなどといった劣化や損傷がみられる場合に用いられることが多く、デザイン性にも優れているためにアパートの屋根修繕では人気の工法です。

しかも、葺き替え工法よりも工事期間が短く、コストが低いといったメリットもあります。

ただし、適用できないケースもありますから、どのような状態に適しているのか特徴を把握しておくようにするといいでしょう。

・屋根カバー工法の特徴

屋根カバー工法は、屋根全体を葺き替えるのではなく、既存の屋根に新しいカバー材を貼り付ける工法です。

既存の屋根材にひび割れやズレなどが生じているものの、雨漏りはなく下地に損傷がみられていないような場合には、この工法が活用されます。

屋根のメンテナンスとして、もっとも多くみられている工法は『屋根塗装』であり、屋根材に塗装されている塗膜に劣化が見られ、防水性が低下しているようなケースに採用されます。

そのような屋根塗装では賄いきれない損傷や劣化がみられる場合には、屋根カバー工法が採用されることになるのです。

ただし、すでに雨漏りが生じているようなケースについては、屋根の下地も腐食していることがみられることから、屋根カバー工法ではなく、屋根の葺き替え工法が用いられるケースがあります。

ただ、屋根カバー工法が適用される場合には、屋根全体を葺き替え工法よりもはるかに安価で、短時間で施工できることが特徴として挙げられます。

・屋根カバー工法の耐久性は

屋根カバー工法を選択する際に、最も重要な要素の1つとして、耐久性と耐用年数が挙げられます。

屋根カバー工法で採用される屋根材によって耐久性や耐用年数は異なりますが、一般的は20~30年で、適切にメンテナンスされれば50年以上にも及ぶと考えられています。

特に屋根カバー工法でよく用いられるガルバリウム鋼板は、耐久性が高く、耐用年数が長いことから、屋根材に適していると人気があります。

ガルバリウム鋼板は、55%のアルミニウム、43%の亜鉛、1.6%のシリコンで構成されており、他の種類の金属よりも腐食に強い、非常に耐久性の高い屋根材です。

通常の亜鉛メッキ鋼板のように湿気にさらされても腐食することがなく、適切にメンテナンスすれば、長寿命を発揮することができます。

さらに、太陽からの紫外線を反射するため、夏の暑い日に屋根が吸収する熱量が減少し、現在市販されている他の選択肢と比較して、屋根部品の摩耗や損傷を少なくすることも可能です。

・屋根カバー工法と屋根葺き替え工事との違い

屋根修繕には『屋根カバー工法』と『屋根の葺き替え』があり、どちらも一見すると似ていますが、その違いを理解することが、アパートの屋根修繕にとって最良の結果を得るための鍵となります。

『屋根カバー工法』は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて、風雨による損傷や雨水などから下地や室内を保護するものです。

この工法は一般的に、スレートなど屋根板のひび割れや小さな穴、ズレなど、軽微な損傷や摩耗がある場合に活用されます。

また、断熱材の追加や断熱機能が付いている屋根材を使用することによって、エアコンのエネルギー効率を向上させることもできます。

『屋根の葺き替え』は屋根の交換のことを指しており、屋根からすべての既存の屋根材を撤去し、新しい屋根に付け替える必要があります。

この修繕方法は、より大きな損傷が発生した場合、または現在の屋根材が最大寿命に達し、完全に交換する必要がある場合に検討されるべきものです。

屋根の強度を回復するだけでなく、屋根材の品質も向上するため、将来的な損傷からより保護されるようになります。

屋根カバー工法ができないアパート屋根は

多くのメリットがある屋根カバー工法ではありますが、適さない状態も存在しますので、詳しくは施工業者に相談しながら進めていくことをおすすめします。

適さない屋根の特徴について詳しくご紹介しましょう。

・瓦屋根

瓦屋根は、魅力的で耐久性のある材料であるため、何世紀にもわたって使用されてきた人気のある屋根葺き方法です。

瓦屋根が屋根カバー工法に適さない主な理由はその重さで、スレート屋根や金属屋根など、他の材料よりもかなり重いです。

そのため、アパートの築年数が古い場合や基礎が弱いなど、重量を支えられない建物に屋根カバー工法を活用する場合には、問題が発生することがあります。

・下地の劣化が進んでいる屋根

屋根カバー工法が適さないよくある例としては、経年劣化や雨漏りなどによって屋根の下地が弱くなったり、傷んだりしている場合です。

劣化した下地とは、使用されている下地材が、経年劣化や気象条件などの環境要因で弱くなっているものを指します。

下地材が長い間、極端な温度や湿度にさらされた場合、腐食が始まり、もろくなり、雨漏りが発生するようになるのです。

下地材が劣化して雨漏りが発生しているような場合には、適切に対処するためにいくつかのステップを踏む必要があります。

単に屋根を修理するだけでなく、その程度に応じて追加の防水対策が必要になることがよくあるからです。

経験豊富な業者に相談し、経験や知識に基づいて、葺き替え工法など、適切な修繕方法を提案してもらう必要があります。

アパートの屋根修繕に屋根カバー工法を採用するメリット

屋根修繕に屋根カバー工法を採用する場合には、さまざまなメリットがあります。

特に、アパート屋根に屋根カバー工法を活用する場合にどのようなメリットがあるのかご紹介しましょう。

・修繕コストを抑えられる

屋根カバー工法は、屋根を完全に取り替えることなく補修・維持する経済的な方法であるため、コストを抑えながら風雨からアパート屋根を保護することができます。

特に、屋根全体を取り替えるとなると非常に高額になりますが、屋根カバー工法であれば既存の屋根の撤去費用が必要ではないため、修理費用を大幅に削減することができます。

しかも、新しい屋根材をカバーする前に古い屋根板を取り外すための余分な手順が必要ないため、工事期間が短く、人件費を削減できるという利点もあります。

屋根の全面的な葺き替えと比較して、修理費用の削減、施工時間の短縮、現在の屋根構造の寿命の延長など、いくつかの利点がありますので、コストパフォーマンスが高い方法を探している方にとって理想的な選択肢です。

・こだわりの外観イメージに仕上げられる

多くのアパート所有者にとって、屋根の修繕において外観の美しさを向上させたいのではないでしょうか。

屋根カバー工法で活用される屋根材には、とてもお洒落で綺麗なデザインのものがありますので、カスタマイズされた外観イメージを作り出すのに適しています。

例えば、瓦をイメージした美しいデザインのものや、近年ではガルバリウム鋼板に天然石を焼き付けて製造されているタイル屋根材も登場しています。

・耐震性を維持できる軽量の屋根材も

屋根カバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに新しい屋根材を被せてしまう工法なので、屋根が重くなってしまい、建物に負担をかけてしまうデメリットがあります。

しかし、そのようなケースにおいても屋根カバー工法が採用できるように、とても軽量の屋根材も提供されるようになりました。

1㎡あたり5㎏以下といった軽量なものも提供されており、耐震性に影響を与えるリスクが低いために、施工業者に相談してみるといいでしょう。

・断熱効果が向上する

屋根カバー工法では、既存の屋根のうえから新しい屋根材を被せることから、屋根の厚みが増して断熱効果を高めることができます。

そのため、室温を一定に保つ効果が高まり、外気の影響を受けにくくなることから、エアコンの効率が高まります。

特に、断熱材が一体化されている屋根材も提供されるようになったため、断熱材を張る手間もなくなりますので、断熱効果を高めたいというケースであればおすすめです。

しかも、断熱効果だけではなく、防音効果も高まりますので、屋根の雨音が気になる場合にはとても有効です。

屋根カバー工法で活用される屋根用ガルバリウム鋼板の特徴

屋根カバー工法の屋根材にはいくつかの種類がありますが、その中でも多くのシーンで活用されているものに『ガルバリウム鋼板』の屋根材があります。

ガルバリウム鋼板の屋根材は、アルミニウムと亜鉛を組み合わせて作られているもので、近年普及が進んでいる屋根用カバー材です。

従来の亜鉛メッキ鋼板よりも弾力性に富んでおり、腐食や風雨に強いため、屋根材として理想的な金属板として採用されるケースが増えています。

・耐久性

アルミニウムと亜鉛を組み合わせることによって、他の屋根材に比べて強度が高く、重い荷重がかかっても破損したり座屈したりすることがありません。

台風や吹雪などの過酷な気象条件下での耐久性に優れており、しかも金属の表面は特殊なコーティングにより錆びにくく、長期間の水濡れによる酸化や汚れも防ぐことができます。

そのため、湿度の高い地域や、海や海辺などの海水域に近い場所での使用にも適しているため、信頼性の高い屋根材であると言えるでしょう。

・軽量

屋根カバー工法においては、屋根に使用する材料によって、屋根はもちろんのこと、建物自体の耐久性も決定され、その寿命に大きな影響を与えます。

ガルバリウム鋼板は軽量なため、屋根カバー工法で既存の屋根を撤去せずに設置する必要がある場合にも、アパートの耐震性を損なわずに設置することが可能です。

屋根カバー工法のデメリットを解消するポイント

屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねていく工法で、屋根の寿命を延ばすのに効果的ですが、デメリットも存在します。

屋根修繕に屋根カバー工法を使用するデメリットとして、屋根自体の根本的な問題に対処していないことが挙げられます。

単に屋根の既存の損傷や劣化をカバーし、それらを修繕するものではありませんので、それらが対処されないままとなり、時間の経過とともにさらなる問題を引き起こす可能性があるのです。

そのようなことから、工事以降、10年や20年といった先でも、屋根が健全に機能するかと言うと、単純には言い切れない側面があります。

そのため、熟練した専門家が適切な判断を持って工事に当たらなければ、時間の経過とともに劣化が表面化し、建物に負担がかかってしまう可能性があります。

まとめ

屋根カバー工法について、特徴や耐久性、葺き替えとの違い、できないケース、メリットなどを踏まえ、詳しくご紹介しました。

屋根カバー工法は、既存の屋根材を剥がさずに、そのまま上から新しい屋根を覆い、屋根や建物内部を風雨から守るために用いられる工法です。

屋根の修繕に多い工法と言えば屋根塗装ですが、屋根材の塗膜の劣化や損傷だけではなく、屋根材そのものにひび割れや欠けなどが生じている場合には屋根カバー工法が用いられるケースが多いです。

さらに言えば、屋根を葺き替えする場合では、コストの負担が大きくなり、工事期間が長くなってしまうため、屋根カバー工法によるメンテナンスが好まれているのです。

ただし、すでに雨漏りが生じているような状態では、屋根の下地が腐食している可能性があり、屋根カバー工法が適していないケースも存在します。

 

そのため、アパート屋根の修繕方法は、経験豊富な専門業者に相談するようにし、アドバイスを受けながら進めていくことをおすすめします。

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