アパマン修繕プロ – 神奈川県川崎市でマンション・アパートの大規模修繕なら

神奈川県川崎市のアパート・マン ション大規模修繕専門店!防水工事・外壁塗装・ タイル工事・屋根塗装・補修工事
神奈川県川崎市のアパート・マン ション大規模修繕専門店

マンションのコンクリート外壁に生じる『爆裂』とは?川崎市の大規模修繕店が徹底解説

マンションの外壁は、日々の風雨や気温の変化、さらには塩害などさまざまな要因によって徐々に劣化していきます。

その中でも特に深刻な問題のひとつが「爆裂」です。これは、コンクリート外壁に見られる劣化症状のひとつであり、放置しておくとマンション全体の安全性や見た目にも大きな影響を及ぼします。

この記事では、マンションのコンクリート外壁に生じる「爆裂」について、爆裂の原因や、その放置による影響、さらには具体的な補修方法と予防策を踏まえ、川崎市の大規模修繕専門店が徹底解説します。

マンションのコンクリート外壁の『爆裂』とは?

 

マンションの外壁において、特にコンクリート製の外壁で問題となる現象のひとつが「爆裂」です。この「爆裂」とは、コンクリートの表面が膨れ上がり、ひび割れや欠けが生じる現象を指します。この爆裂は放置しておくと建物全体の耐久性に悪影響を及ぼすだけでなく、居住者の安全を脅かす重大な問題となります。

ここでは、マンションのコンクリート外壁に見られる爆裂の具体的な症状と、その原因について詳しく解説します。

爆裂とはコンクリート外壁の劣化症状

マンションのコンクリート外壁に生じる「爆裂」とは、見た目にもわかりやすい劣化症状のひとつです。

この現象は、コンクリートの表面が膨らんで亀裂や剥がれが発生する状態を指します。まるでコンクリートが内側から押し出されるように膨れ上がり、その部分が割れてしまうため、「爆裂」と呼ばれています。

爆裂が発生することで、建物の美観を損ねるだけでなく、建物の耐久性にも大きな影響を与えます。特に、損傷が進行してしまうと、鉄筋が露出して錆びやすくなり、さらに劣化が進行する悪循環に陥ります。最悪の場合、コンクリート片が落下して、居住者や通行人に危険を及ぼすことも考えられます。

発生する前兆としては、コンクリート表面の小さなひび割れや微細な剥がれが見られることがあります。そのため、これらの初期症状を見逃さずに早めに対処することが、マンションの長寿命化と安全確保にとって非常に重要です。

爆裂が起きる原因

マンションのコンクリート外壁に生じる爆裂の原因は、多岐にわたります。以下では、主な原因について詳しく解説します。

①水分

コンクリートは多孔質な素材であるため、水分が内部に浸透しやすい特性があります。雨水や湿気がコンクリート内部に入り込み、そこで冷えると凍結膨張(氷になると体積が増えること)を起こし、結果としてコンクリートが内側から膨れ上がって爆裂が生じます。このため、特に湿度の高い地域や降雨が多い場所では注意が必要です。

②気温の変化

気温の変化も爆裂の原因のひとつです。日中の暑さと夜間の冷え込みの差が大きいと、コンクリートは膨張と収縮を繰り返します。この繰り返しがコンクリートにストレスを与え、ひび割れを引き起こし、最終的に爆裂へと繋がります。特に冬場の凍結と解凍の繰り返しが激しい地域では、この現象が顕著です。

③塩害

沿岸地域では、塩害も重大な問題となります。海風に含まれる塩分がコンクリートに付着し、内部に浸透します。塩分が鉄筋に到達すると、鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートを内側から押し出すことで爆裂が発生します。このような地域では、塩分対策が非常に重要です。

④中性化

コンクリートは本来アルカリ性ですが、長期間にわたって空気中の二酸化炭素と反応することで中性化が進みます。中性化が進むと、鉄筋を保護するコンクリートのアルカリ性が失われ、鉄筋が錆びやすくなります。この錆びが膨張し、コンクリートを内側から押し出すため、爆裂が発生します。

これらの要因が複合的に作用することで、マンションのコンクリート外壁に爆裂が生じます。

爆裂を放置しているとどうなる?

マンションのコンクリート外壁に爆裂が発生した場合、それを放置しておくとさまざまな問題が生じます。まず、外観が損なわれることで建物全体の印象が悪くなり、マンションの価値が下がってしまいます。また、見た目だけでなく、建物の安全性や居住環境にも深刻な影響を与えます。

①安全性の低下

爆裂を放置しておくと、コンクリートが剥がれ落ちる可能性が高まります。特に高層マンションでは、落下したコンクリート片が通行人や住民に当たる危険があります。これは非常に重大な事故を引き起こす可能性があり、早急な対応が求められます。

②建物の耐久性の低下

爆裂が進行すると、コンクリート内部の鉄筋が錆びやすくなります。錆びた鉄筋は膨張し、さらにコンクリートを押し出して爆裂が広がるという悪循環に陥ります。鉄筋の錆びが進行すると、建物全体の構造的な強度が低下し、耐震性や耐久性が大きく損なわれます。

③修繕費用の増大

初期の段階で適切な修繕を行わないと、爆裂が広がり修繕範囲が大きくなります。その結果、修繕にかかる費用も増大します。早めの対策を講じることで、修繕費用を抑え、建物の寿命を延ばすことができます。

④居住環境の悪化

爆裂を放置することで、外壁のひび割れや剥がれが進行し、雨水が建物内部に侵入するリスクが高まります。これにより、室内の湿度が上がり、カビや腐敗が発生する可能性があります。健康面でも悪影響が出るため、居住者にとって快適な環境を維持するためには、早期の対応が不可欠です。

爆裂を放置することで、これらの深刻な問題が次々と発生します。マンションオーナーや管理組合の皆様には、早期発見と迅速な対応が求められます。

爆裂が生じたコンクリート外壁の補修方法

コンクリート外壁に爆裂が発生した場合、そのまま放置すると建物の安全性や耐久性が著しく低下するだけでなく、修繕費用も大幅に増大する恐れがあります。爆裂を見つけた際には、できるだけ早く適切な補修を行うことが重要です。

ここでは、爆裂が生じたコンクリート外壁の具体的な補修方法について解説します。

す。

放置せず早めに適切な処置をする

コンクリート外壁に爆裂が発生した場合、そのまま放置しておくことは絶対に避けるべきです。なぜなら、爆裂は時間が経つにつれて悪化し、修繕がますます難しくなるからです。

できるだけ早く専門家に相談することが重要です。初期の段階で適切な対応を行うことで、被害の拡大を防ぐことができます。例えば、ひび割れや小さな剥がれは、初期のうちに簡単な補修で対応できますが、これを放置すると大規模な修繕が必要になることがあります。

また、早めに適切な処置を行うことで、建物の耐久性を維持することができます。コンクリート内部の鉄筋が錆び始める前に対処することで、爆裂の進行を防ぎ、建物の構造的な強度を保つことができます。これにより、建物の寿命を延ばし、将来的な大規模修繕の必要性を減らすことができます。

さらに、修繕費用を大幅に抑えることができます。初期段階での補修は比較的簡単で低コストで済むことが多いですが、放置して被害が広がると、修繕範囲が大きくなり、費用も増大します。長期的な視点で見ると、早期対応が経済的にも有利です。

ひび割れの補修方法

コンクリート外壁に発生したひび割れは、早期に適切な補修を行うことが重要です。ここでは、代表的な補修方法であるVカット工法とIPH工法について詳しく解説します。

これらの補修方法は、それぞれのひび割れの状況に応じて使い分けることが重要です。Vカット工法は比較的浅いひび割れに適しており、IPH工法は深いひび割れや細かいひび割れに効果的です。

①Vカット工法

Vカット工法は、ひび割れ部分をV字型にカットしてから補修する方法です。この方法は、ひび割れ部分に樹脂やモルタルを充填しやすくするためのものです。

専用のカッターを使用して、ひび割れ部分をV字型にカットします。この作業により、補修材がしっかりとひび割れ部分に浸透し、効果的に補修ができます。

次にカットした部分の埃や汚れをしっかりと取り除きます。これにより、補修材の接着力が高まり、長持ちする補修が可能になります。

そして、V字にカットした部分に、専用の補修材を充填します。補修材には、耐久性の高い樹脂やモルタルを使用することが一般的です。充填後は、表面を平滑に整えて仕上げます。

②IPH工法

IPH工法は、ひび割れ部分に高圧で樹脂を注入して補修する方法です。この方法は、ひび割れが細かい場合や、深い部分まで補修が必要な場合に適しています。

ひび割れの深さや広がりを詳しく調査します。この調査結果に基づいて、補修の計画を立てます。次にひび割れ部分に注入口(パッカー)を設置します。この注入口から、樹脂を高圧で注入するためのものです。

専用の機械を使用して、高圧で樹脂をひび割れ部分に注入します。この作業により、ひび割れの奥深くまで樹脂が浸透し、しっかりと補修が行えます。樹脂の注入が完了したら、注入口を取り外し、表面を平滑に仕上げます。これにより、補修部分が目立たなくなります。

爆裂の補修の流れ

コンクリート外壁に爆裂が発生した場合、その補修は慎重に行う必要があります。

①コンクリートの爆裂箇所の調査

まず、爆裂箇所の詳細な調査を行います。専門家が建物の外壁をチェックし、爆裂の範囲や深さ、原因を特定します。この調査に基づいて、適切な補修方法が決定されます。調査が正確であるほど、後の補修作業がスムーズに進みます。

②斫り(ハツリ)

次に、爆裂箇所のコンクリートを斫り(ハツリ)という作業で取り除きます。これは、劣化したコンクリート部分を削り取る工程です。斫り作業は、強力な工具を使用して行われ、健全なコンクリートが露出するまで削り取ります。この工程は、爆裂の進行を食い止めるために不可欠です。

③鉄筋のサビ落とし

斫り作業の後、露出した鉄筋に対してサビ落としを行います。鉄筋が錆びていると、再び爆裂を引き起こす原因となるため、しっかりと錆びを除去します。専用の工具や薬品を使って錆びを取り除き、鉄筋を再生させます。

④樹脂モルタルやポリマーセメントモルタルで成形

鉄筋のサビ落としが完了したら、樹脂モルタルやポリマーセメントモルタルを使用して、削り取った部分を再成形します。これらの補修材は、耐久性が高く、コンクリートとよく接着します。職人が丁寧にモルタルを塗り込み、元の形に近づけていきます。

⑤乾燥・養生・塗装

補修材がしっかりと成形されたら、乾燥と養生の期間を設けます。この期間中、補修部分が完全に硬化し、強度を持つようになります。最後に、補修箇所を塗装して仕上げます。塗装は、外観を整えるだけでなく、防水性を高める役割も果たします。

以上が、コンクリート外壁の爆裂補修の一連の流れです。これらの工程を通じて、建物の安全性と美観を取り戻すことができます。

 

コンクリート外壁の爆裂を予防するには

コンクリート外壁の爆裂は、発生してから対処するよりも、予防することが最善です。予防策を講じることで、建物の美観と安全性を保ち、長期的なメンテナンスコストを抑えることができます。

ここでは、コンクリート外壁の爆裂を未然に防ぐための具体的な方法について解説します。

ひび割れに対する適切な処置が大事

コンクリート外壁のひび割れは、見逃してはいけない重要なサインです。適切な処置を行うことで、爆裂などの深刻な問題を未然に防ぐことができます。

ひび割れを見つけたら、まずその原因を特定することが大切です。ひび割れの原因はさまざまですが、最も一般的な原因はコンクリートの乾燥収縮や温度変化によるものです。原因を理解することで、適切な補修方法を選ぶことができます。

放置すると水分が浸透しやすくなり、コンクリート内部の鉄筋が錆びて膨張し、爆裂の原因となります。早期にひび割れを発見し、迅速に対応することで、これらの問題を防ぐことができます。

定期的に目視で確認を

コンクリート外壁の健全性を保つためには、定期的な目視による確認が欠かせません。専門家による点検も重要ですが、日常的な目視確認は早期発見に役立ちます。

初期症状は、目視で確認できることが多いです。日常的に外壁を観察することで、劣化の兆候を早期に発見でき、迅速に対応することが可能になります。大規模な修繕が必要になる前に小さな問題を解決できるため、修繕費用を抑えることができます。

目視確認の際には、小さなひび割れも見逃さないようにしましょう。ひび割れが進行すると、そこから水分が浸透し、内部の鉄筋が錆びる原因となります。また、コンクリートが剥がれていないか、膨れている部分がないかも確認します。さらに、表面に変色やシミが見られる場合は、水分が浸透している可能性があります。

大規模修繕店による定期的な点検を

目視確認は日常的に行えますが、一定の期間ごとに大規模修繕店の専門家による詳細な点検も併用することが重要です。

専門家は、目視だけでは見つけにくい内部の劣化や微細なひび割れも検出できるため、点検を受けることで、より確実に建物の状態を把握できます。

まとめ~川崎市のアパート大規模修繕なら

本記事では、マンションのコンクリート外壁に生じる「爆裂」について詳しくお伝えしました。

爆裂はコンクリートの劣化症状の一つであり、水分や気温の変化、塩害、中性化といった要因で発生します。放置すると建物の安全性や耐久性に大きな影響を与え、修繕費用も増大します。早期に発見し、適切な処置を行うことが重要です。

建物の美観と安全性を維持するためには、定期的な点検と早期対応が欠かせません。外壁の劣化を見逃さず、専門家に相談して適切なメンテナンスを行いましょう。

マンション・アパートの大規模修繕工事のことなら、神奈川県川崎市の地元に20年以上密着し、4,000件超の豊富な実績を持っている大規模修繕専門店『アパマン修繕プロ』にご相談ください。

まずは、『大規模修繕・マンション修繕&防水工事専門店ショールーム』にお気軽にお越しください。

アパマン修繕プロは川崎市・横浜市を中心とし、アパート・マンションオーナー様向けの大規模修繕専門店です。

職人直営専門店の為、余計なマージンがかからず工事費用を最小限にすることができます。

ショールーム:〒216-0031 神奈川県川崎市宮前区神木本町4-16-28

アクセスはこちら

上部へスクロール