アパマン修繕プロ – 神奈川県川崎市でマンション・アパートの大規模修繕なら

神奈川県川崎市のアパート・マン ション大規模修繕専門店!防水工事・外壁塗装・ タイル工事・屋根塗装・補修工事
神奈川県川崎市のアパート・マン ション大規模修繕専門店

アパートの屋根カバー工法とは?葺き替えとの違い・メリット・デメリットについて大規模修繕店が徹底解説

アパートの大規模修繕において、屋根のメンテナンスは非常に重要です。その中でも「屋根カバー工法」は、注目されている工法の一つです。

本記事では、屋根カバー工法について、葺き替え工事との違いやメリット・デメリットを踏まえ、川崎市の大規模修繕店が分かりやすく説明します。

さらに、実際の工事の流れも紹介し、どのようにこの工法を利用できるかを具体的にご提案いたします。屋根の修繕を検討しているアパートオーナーや大家さんであれば、ぜひ最後までお読みください。

【アパート大規模修繕】屋根カバー工法とは?葺き替え工事との違いは?

アパートの大規模修繕において、屋根のメンテナンスは欠かせない作業です。その中でも「屋根カバー工法」と「葺き替え工事」という二つの方法がありますが、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。

ここでは、まず「屋根カバー工法」とは何か、そして葺き替え工事との違いについて詳しく解説します。

屋根カバー工法とは?

屋根カバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて設置する方法です。この工法は「カバー工法」や「重ね葺き工法」とも呼ばれ、屋根の修繕方法として近年注目されています。

カバー工法の最大の特徴は、既存の屋根を撤去せず、そのまま活用する点にあります。これにより、工事の手間や時間を大幅に減少させることができ、結果としてコストも抑えられます。具体的な手順や利点については後述しますが、この方法はコスト削減、工期の短縮、断熱性や遮音性の向上、防水性の強化など、多くの利点があります。

さらに、屋根カバー工法はアスベスト(石綿)が含まれている屋根にも対応可能であり、環境や健康に配慮した方法でもあります。

屋根の修繕には大きく3種類が

屋根の修繕には「カバー工法」のほか、「屋根塗装」「葺き替え」の3つの方法があります。それぞれの方法には特徴があり、目的や状況に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。

①屋根塗装

既存の屋根に塗料を塗ることで、防水性や美観を保つ方法です。コストが比較的安く、工期も短いですが、耐久性は他の方法に比べて劣る場合があります。

②屋根カバー工法

既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法です。既存の屋根を撤去しないため、工事の手間や時間が少なく、コストも抑えられます。また、断熱性や遮音性が向上するメリットもあります。

③葺き替え工法

古い屋根材をすべて取り除き、新しい屋根にする方法です。根本的な修繕が可能であり、最も耐久性がありますが、コストと工期が他の方法に比べて高くなります。

この中でも、屋根カバー工法は経済的かつ迅速に屋根のメンテナンスを行える方法として、多くのアパートオーナーや大家さんに支持されています。

葺き替え工事との違い

屋根の修繕方法として、「屋根カバー工法」と「葺き替え工事」の二つがありますが、どちらを選択すればよいのか迷っている方も多いでしょう。それぞれの工法には独自のメリットとデメリットがあり、アパートの状況やオーナーのニーズに応じて最適な選択をすることが重要です。

葺き替え工事は、既存の屋根材をすべて取り除き、新しい屋根材に置き換える方法です。この方法は、根本的な修繕が可能であり、特に既存の屋根が大きく損傷している場合や、内部に問題がある場合に適しています。耐久性が高く、長期的なメンテナンスコストが抑えられることが期待できますが、工期が長く、コストも高くなる傾向があります。

既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる「屋根カバー工法」とは、大きく異なることが分かります。既存の屋根に大きな損傷や内部の問題がある場合は、葺き替え工事が適しています。既存の屋根が比較的良好な状態であれば、屋根カバー工法が効果的です。

屋根カバー工法と葺き替え工事のどちらを選ぶかは、アパートの現状やオーナーの希望、予算などによって異なります。専門家と相談しながら、最適な方法を選択することが大切です。このように、それぞれの工法には独自の利点があり、状況に応じて最適な選択をすることで、アパートの屋根修繕を効果的に行うことができます。

屋根カバー工法のメリット

CREATOR: gd-jpeg v1.0 (using IJG JPEG v62), quality = 100

屋根の修繕方法の中でも、屋根カバー工法はその手軽さと経済性から、多くのアパートの屋根修繕に選ばれています。特に、工事のスピードや費用対効果の面で優れており、断熱性や遮音性、防水性の向上といったメリットも享受できることが魅力です。

ここでは、屋根カバー工法の具体的なメリットについて詳しく解説します。

コストパフォーマンスの良さ

屋根カバー工法の大きな魅力の一つは、そのコストパフォーマンスの良さです。既存の屋根を撤去する必要がないため、工事費用が抑えられるのです。

既存の屋根材を撤去しないことで、廃材処理や撤去作業の費用が不要になります。これにより、全体の工事費用が大幅に削減されます。特に、撤去作業には手間と時間がかかるため、その分のコストが節約できるのは大きなメリットです。

また、工期の短縮も費用削減に繋がります。工期が短いと、作業員の人件費や工事中の仮設設備の費用も抑えられます。これにより、リフォーム全体の費用がさらに低くなります。

さらに、新しい屋根材を既存の屋根に直接重ねるため、新しい屋根材の量も最小限に抑えられます。これは、特に大規模なアパートでのリフォームにおいて、コスト削減となります。

工期が短かい

屋根カバー工法の一つの大きな利点は、その工期の短さです。この工法は既存の屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねるため、撤去作業に時間を取られません。これにより、工事全体の時間が大幅に短縮されます。

例えば、通常の屋根葺き替え工事では、古い屋根材をすべて取り除く必要があり、この作業だけでも数日を要します。一方、屋根カバー工法ではこの作業が不要であり、すぐに新しい屋根材の設置に取りかかることができます。そのため、工期が短くなり、工事期間中の居住者の生活への影響も最小限に抑えられます。

さらに、工期が短いことは天候の影響を受けにくくなるという利点もあります。短期間で工事が完了するため、悪天候による工事の中断や延長のリスクが減少し、予定通りのスケジュールで進行できます。

断熱性・遮音性・防水性の向上

屋根カバー工法を選ぶと、断熱性、遮音性、防水性が大幅に向上します。これは、既存の屋根に新しい屋根材を重ねることで、二重の保護層ができるからです。

屋根カバー工法では、新しい屋根材と既存の屋根の間に断熱材を追加することができます。これにより、夏の暑さや冬の寒さを室内に伝えにくくし、快適な室内環境を保てます。特にアパートの上層階に住む方々にとって、夏場の暑さが軽減されるのは大きなメリットです。

また、屋根材を二重にすることで、外部の騒音を効果的に遮断できます。雨音や風の音、近隣の騒音などが室内に入りにくくなり、静かな生活環境を提供します。これは、特に騒音が気になる地域にあるアパートにとって重要なポイントです。

さらに、新しい屋根材の下に防水シート(アスファルトルーフィング)を敷設するために、雨漏りのリスクが大幅に低減され、建物の寿命が延びます。防水シートが雨水の浸入を防ぎ、さらに新しい屋根材がその上を覆うことで、二重の防水構造が実現するからです。

解体作業によるトラブルが少ない

屋根カバー工法のもう一つの利点は、工事中の騒音やホコリが少ないことです。既存の屋根を撤去せずに新しい屋根材を重ねるだけなので、大掛かりな解体作業が不要です。そのため、騒音やホコリの発生が抑えられ、居住者の生活環境を保つことができます。

通常の葺き替え工事では、屋根材の撤去作業中に大量の騒音やホコリが発生します。これが居住者にとって大きなストレスとなることがあります。しかし、屋根カバー工法ではこの問題がほとんどありません。工事中も日常生活を続けることができるため、特に多くの住人がいるアパートにとっては大きなメリットです。

また、騒音やホコリのトラブルが少ないことは、近隣住民への配慮にもなります。工事による迷惑を最小限に抑え、良好な近隣関係を維持することができます。

アスベストにも対応可能

古い建物の屋根材にはアスベスト(石綿)が含まれていることがあります。アスベストは健康に有害であり、その撤去には特別な処理が必要です。屋根カバー工法では、既存のアスベスト含有屋根材を撤去することなく、その上に新しい屋根材を重ねるため、安全かつ簡単にリフォームを行うことができます。

アスベストを含む屋根材を撤去する場合、専門的な処理が必要であり、これには高額な費用と時間がかかります。しかし、屋根カバー工法ではこれらの手間とコストを省くことができます。新しい屋根材でアスベストを封じ込めることで、健康リスクを回避しつつ、建物の安全性を確保できます。

屋根カバー工法のデメリット

屋根カバー工法は、その多くのメリットから、アパートの修繕方法として非常に人気があります。しかし、どの工法にもデメリットは存在し、屋根カバー工法も例外ではありません。

ここでは、屋根カバー工法のデメリットについて詳しく解説します

耐震性に影響が

屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、建物全体の重量が増加します。この追加された重量が耐震性に影響を及ぼす可能性があります。特に、建物自体が古く、既に耐震性が不十分な場合、屋根の重量増加は建物の安全性に対するリスクを高めることがあります。

地震が多い地域では、建物の耐震性は非常に重要です。屋根カバー工法を選ぶ際には、専門家による建物全体の耐震性評価を行い、追加の重量がどの程度影響を与えるかを確認することが重要です。場合によっては、補強工事が必要になることもあります。

瓦屋根には適していない

屋根カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる方法です。しかし、瓦屋根の場合、この工法は適していません。瓦は重量があり、その上にさらに新しい屋根材を重ねることは、構造的に無理があるからです。また、瓦屋根のように波立っている形状では対応が難しいのです。

瓦屋根は、その特有の形状や重さにより、他の屋根材とは異なる扱いが必要です。そのため、瓦屋根の修繕には、通常、既存の瓦をすべて取り除く葺き替え工事が必要となります。瓦屋根の美観や特性を保ちながら修繕するためには、専門的な知識と技術が求められます。

内部の補修が必要な屋根には施工できない

屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、屋根の内部に問題がある場合には適用できません。例えば、屋根内部の木材が腐食している、または構造的な損傷がある場合、これらの問題を解決せずに新しい屋根材を重ねると、問題が悪化する可能性があります。

内部の補修が必要な屋根では、まず既存の屋根材をすべて取り除き、内部の問題を修繕する必要があります。その後、新しい屋根材を設置する葺き替え工事が必要となります。このような場合、屋根カバー工法は適用できず、内部の補修を含めた全面的な修繕が必要です。

【アパート大規模修繕】屋根カバー工法の工事の流れ

屋根カバー工法は、そのメリットから多くのアパート修繕に選ばれていますが、具体的にどのような手順で工事が進むのか気になる方も多いでしょう。

ここでは、屋根カバー工法の工事の流れについて詳しく解説します。

①不要な棟板金の撤去

まず最初に行うのは、棟板金(むねばんきん)と、その下にある貫板(ぬきいた)の撤去です。棟板金は屋根の頂上部分を覆う金属部品で、これを取り除くことで新しい屋根材を設置する準備をします。また、雪止めが設置されている場合はこれらも取り外し、屋根全体を清掃します。

②防水紙(アスファルトルーフィング)の敷設

次に、既存の屋根の上に防水紙(アスファルトルーフィング)を敷設します。防水紙は、軒先(のきさき)から屋根の頂上(棟)に向かって敷いていきます。この時、上下の防水紙を10cmほど重ねることで、雨水が屋根材の下に入り込んでも室内に浸入するのを防ぎます。防水紙の設置が終わったら、次に貫板と板金を取り付けるための下地を設置します。

③新しい屋根材の設置

防水紙の上に新しい屋根材を設置します。近年、人気のあるガルバリウム鋼板の屋根材は非常に軽量で、地震対策にも優れているため、多くのアパートにおすすめです。軽い屋根材は地震時の建物への負担を軽減し、耐震性を高める効果があります。

④貫板の設置

屋根材の設置が終わったら、次に貫板を設置します。ここで使用する貫板はプラスチック樹脂製で、木製のものに比べて腐食しにくい特徴があります。貫板の両側には防水用のスポンジを貼り付け、棟板金の脇から雨水が入り込むのを防ぎます。これにより、屋根全体の防水性能がさらに向上します。

⑤棟板金の設置

次に、棟板金を設置します。棟板金は屋根の頂上部分を覆う金属部品で、風の影響を受けやすいため、しっかりと固定する必要があります。貫板の上に棟板金を被せ、SUSビス(ステンレス製のビス)を使って固定します。SUSビスはねじ込み式で、釘よりも固定力が強いため、強風や台風などにも耐える強い屋根を作ることができます。

⑥シーリング処理

棟板金の設置が終わったら、板金の合わせ目から水分が浸入しないようにシーリング処理を行います。まず、周辺をテープで養生し、シーリング材を充填します。次に、ヘラなどを使って表面を整え、テープを外します。シーリングが固まることで、防水性能が確保されます。

⑦屋根カバー工法の完成

これで屋根カバー工法の工事は完成です。上記でもご説明させていただいたように、工期が短い点、解体費用や廃材処理費用が節約できる点が大きなメリットとなります。また、屋根材はしっかりと固定していますので、台風にも耐える強い屋根が完成します。

まとめ~川崎市のマンション・アパートの大規模修繕なら

本記事では、屋根カバー工法の詳細について詳しくお伝えしました。

屋根カバー工法は、既存の屋根を撤去せずに新しい屋根材を重ねることで、コスト削減や工期短縮が図れる優れた工法です。さらに、断熱性や遮音性、防水性の向上など、多くのメリットがあります。ただし、耐震性や対応できない屋根材など、いくつかのデメリットも理解することが重要です。

アパートの屋根修繕を検討する際には、屋根カバー工法が最適な選択肢であるかをしっかりと評価し、大規模修繕店と相談しながら進めてください。これにより、効率的で経済的な修繕が可能となり、長期的な安心を得ることができます。

屋根の修繕が必要な方は、ぜひ早めに大規模修繕店に相談し、最適な工法を選びましょう。行動を起こすことで、建物の寿命を延ばし、居住者の快適な生活環境を守ることができます。

アパマン修繕プロは川崎市・横浜市を中心とし、アパート・マンションオーナー様向けの大規模修繕専門店です。

職人直営専門店の為、余計なマージンがかからず工事費用を最小限にすることができます。

ショールーム:〒216-0031 神奈川県川崎市宮前区神木本町4-16-28

アクセスはこちら

上部へスクロール