「大規模修繕って、何から始めればいいの?」「どのくらい前から準備するものなの?」
マンションの管理組合に初めて関わると、こんな疑問や不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
大規模修繕は、建物の資産価値を維持するうえで避けて通れない重要な行事です。ですが、何もわからないまま進めてしまうと、無駄な費用が発生したり、住民とのトラブルが起きてしまう可能性もあります。
本記事では、マンションの大規模修繕を計画的に、かつ無理なく進めるための基本ステップとスケジュール管理のポイントをわかりやすく解説します。これから修繕を控える管理組合の方は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
- 大規模修繕の全体的な進め方と段取り
- 着工前から完了までのスケジュール管理の基本
- 管理組合が抱えやすい悩みや失敗パターン
- よくある疑問とその解決策
※マンション大規模修繕の正しい進め方について詳しく知りたい方『マンション大規模修繕の正しい進め方!7つのステップと成功のコツを徹底解説!【川崎市】』をご覧ください。
大規模修繕の進め方|管理組合がやるべき基本ステップとは

「工事って、いきなり始めるものじゃないんですね」「ええ、実は準備段階が一番重要なんですよ」
大規模修繕を成功させるには、建物の状態を正しく把握し、しっかりとした計画を立てることが欠かせません。特に管理組合が主導して進める場合、ステップを飛ばしてしまうと、後々トラブルの原因になります。
このパートでは、大規模修繕を進めるうえで必ず押さえておきたい基本的な流れを紹介します。建物診断から業者選定まで、順を追って解説していきます。
【このパートでわかること】
- 修繕における全体の流れ(建物診断〜契約まで)
- 各ステップで注意すべきポイント
- 管理組合が果たすべき具体的な役割
1. 建物診断と現状の把握
「うちのマンション、ぱっと見はキレイだけど、本当に修繕が必要なんですか?」
「見えない部分の劣化こそ、プロの目で診断してもらう必要があるんです」
大規模修繕を進めるうえで、最初に行うべきなのが「建物診断」です。これは、外壁や屋上、防水層、配管、鉄部などの共用部分を中心に、劣化や不具合の有無を専門的にチェックする作業です。
診断は、一般的に建築士や専門の調査会社に依頼します。目視だけでなく、打診調査や赤外線カメラなどを使って、外からは見えない劣化も見逃さないようにします。
診断結果は報告書としてまとめられ、どの箇所にどんな補修が必要かが明確になります。この段階で建物の現状を正しく把握しておくことで、無駄な工事や費用の発生を防ぎ、必要な箇所に適切な修繕を施すことが可能になります。
2. 修繕委員会の設置と計画づくり
「理事会だけで全部決めるのは負担が大きくて…」
「だからこそ、修繕委員会を設けて分担するんです」
大規模修繕の計画を具体化するには、管理組合内に「修繕委員会」を設けるのが一般的です。これは理事会とは別に、修繕に関する調査や検討、業者との打ち合わせを担う専門チームのような役割を持ちます。
修繕委員会は、理事だけでなく、建築や工事に関心のある居住者にも参加してもらうことで、多角的な意見を反映させることができます。また、委員会が設けられることで、理事会の負担も分散され、意思決定がスムーズになります。
この段階では、過去の修繕履歴や長期修繕計画書を見直しながら、どの工事を優先するか、どこまで予算をかけるかなどを検討します。必要に応じて、専門コンサルタントにサポートを依頼するのも効果的です。
大切なのは、「計画は立てっぱなしにしないこと」。実行可能なスケジュールと予算を設定し、段階的に進められる体制を整えておきましょう。
3. 施工業者の選定と契約
「業者って、どこに頼めばいいんでしょうか?」
「価格だけで決めず、実績や信頼性もチェックしましょう」
修繕計画が固まったら、次は施工業者の選定に進みます。大規模修繕は費用も大きいため、1社だけでなく複数の業者から見積もりを取って比較する「相見積もり」が基本です。
業者の選定では、価格の安さだけでなく、過去の施工実績、専門性、アフター対応、そして住民への配慮などの点も総合的に判断することが重要です。説明が丁寧で、対応が誠実な業者は信頼性が高い傾向にあります。
また、管理会社や修繕コンサルタントが業者選定をサポートしてくれる場合もありますが、すべてを任せきりにするのではなく、管理組合としての意思を反映させる姿勢が求められます。
契約前には、工事内容・金額・スケジュール・保証内容などを明確に確認し、不明点は事前にクリアにしておくことが大切です。曖昧なまま契約してしまうと、後のトラブルにつながることもあります。
4. 進め方でよくある質問
「修繕委員会って、必ず作らないといけないんですか?」
「法律上の義務はありませんが、スムーズに進めるには有効です」
管理組合の間でよく聞かれる疑問のひとつが、修繕委員会の必要性です。必須ではありませんが、専門的な判断や、居住者の意見を汲み上げる窓口として機能するため、設置することで大きなメリットがあります。
「見積もりって、1社だけでも問題ないですよね?」という声もありますが、これは避けたほうが無難です。1社だけでは価格や工事内容の妥当性を判断できません。最低でも2〜3社から見積もりを取り、比較検討するのが基本です。
また、「工事内容はすべて業者に任せていいのでは?」という誤解もあります。業者に技術的な部分を任せるのは当然ですが、工事範囲やスケジュール、住民への説明対応などは管理組合が主導する必要があります。
こうしたよくある疑問は、事前に知っておくことで判断ミスを防ぎ、スムーズな進行に繋がります。
スケジュール管理の実務|いつ・何をすべきかを把握しよう

「来年の今ごろ工事したいなら、まだ時間はありますか?」
「いえ、着工の1年以上前から準備を始めるのが理想です」
大規模修繕は一朝一夕では進みません。準備・検討・業者選定・工事実施まで、すべての工程を順調に進めるには、早めのスケジュール設計が欠かせません。準備不足のまま着工を迎えてしまうと、工事の遅延や住民トラブルにつながることもあります。
このパートでは、大規模修繕に必要なスケジュールの全体像と、それぞれの時期ごとに何をすべきかを具体的に解説します。
【このパートでわかること】
- 着工までに必要な準備とタイミング
- 工事期間中・完了後の具体的な流れ
- スケジュール管理で失敗しやすいポイント
1. 着工までに必要な準備スケジュール(目安:1年前〜)
「着工は来年の春を予定してるんです」
「それなら、もう動き始めてないと間に合いませんよ」
大規模修繕は、着工の約1年前から準備を始めるのが理想です。なぜなら、建物診断、修繕内容の検討、業者選定、住民説明会、総会での承認など、着工前にやるべきことが非常に多いためです。
建物診断はおおよそ数週間〜1ヶ月程度で終わりますが、その後の工程は時間がかかることもあります。特に、修繕内容の検討や見積もりの比較・調整には数ヶ月単位の期間を見込んでおくべきです。
また、住民の理解を得るために説明会を複数回行うことも珍しくありません。承認プロセスも踏まえると、逆算して1年以上前からの準備が必要になります。
工期に間に合わせるには、各工程に余裕を持ち、進行に遅れが出ないよう管理することが重要です。
2. 工事期間中の対応と注意点
「工事が始まったら、もう任せっきりでいいんですか?」
「いえ、管理組合の関与は工事中も必要です」
大規模修繕の工事期間は、規模にもよりますが一般的に3〜6ヶ月程度かかります。この期間中、管理組合は「監理者(かんりしゃ)」や施工会社と連携しながら、進捗状況の確認や住民対応にあたる必要があります。
たとえば、足場設置や高圧洗浄のタイミングなど、住民の生活に直接影響を及ぼす工事については、事前に丁寧な周知が求められます。説明不足が不満やトラブルの原因になることもあるため、定期的な掲示板での案内やお知らせの配布が効果的です。
また、工事の進行状況は定期的に報告を受け、図面や写真で確認できる体制を整えておくと安心です。何か問題が発生した場合に、すぐ対応できるよう、管理組合と施工業者の連携体制も重要です。
このように、工事期間中も「任せきりにせず関与する姿勢」が、成功の鍵となります。
3. 工事完了後の流れとフォローアップ
「工事が終わったら、それで終わりですよね?」
「いいえ、引き渡しとその後の対応も重要なんです」
工事が完了すると、施工業者からの最終報告と検査が行われます。この時点で、図面通りに施工されているか、仕上がりに問題がないかを確認します。できれば、修繕委員会のメンバーや監理者と一緒に現場を回り、不具合があればその場で指摘しましょう。
工事が完了したあとは、保証内容や期間についての説明も受けることになります。防水工事や塗装などには保証がつくことが多く、今後のトラブル対応に備えて、書面でしっかりと保管しておくことが大切です。
また、修繕内容や工事経過の記録は、次回の修繕に向けた貴重な資料となります。引き渡し後も点検のタイミングを確認し、必要に応じてアフターフォローを依頼できるよう、体制を整えておきましょう。
4. スケジュールでよくある質問
「工事は梅雨や台風の時期でもできますか?」
「天候による遅延リスクがあるため、できれば避けるのが無難です」
スケジュールに関してよく寄せられる質問のひとつが、工事の時期に関するものです。特に梅雨や台風シーズンは、作業が中断される可能性が高く、工期の延長にもつながりやすい時期です。そのため、天候の安定しやすい春や秋に着工するケースが多くなっています。
「工事が遅れた場合、追加費用は発生しますか?」という不安もよくあります。基本的には契約時の取り決めに基づいて対応されますが、天候など不可抗力による延長については追加費用が発生しない場合もあります。事前に契約内容をよく確認しておきましょう。
また、「工事の進捗はどうやって確認するの?」という質問もあります。一般的には、施工業者や監理者から定期的に報告を受ける形になります。写真付きの進捗報告書や定例会議などを通じて、工事状況を共有する体制を整えると安心です。
まとめ~川崎市のマンションの大規模修繕なら池田塗装へ
本記事では、マンションの大規模修繕を成功させるための基本的な進め方と、工事前から完了後までのスケジュール管理のポイントについて詳しくお伝えしました。
大規模修繕は、単に工事を発注するだけではなく、建物の診断から計画、業者選定、住民対応、アフターフォローまで多岐にわたる対応が求められます。そのすべての工程をスムーズに進めるためには、計画的な準備と段取りが不可欠です。
川崎市・横浜市で大規模修繕をご検討中の方は、ぜひ池田塗装にご相談ください。私たちはこの地域に20年以上根差し、4,000件を超える施工実績を誇る大規模修繕専門店です。すべての工事は、経験豊富な自社の専門職人が一貫して担当し、外注に頼らないからこそ実現できる高品質な仕上がりをお届けしています。
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