「理事会で大規模修繕の担当になったけれど、何から始めればいいのかわからない…」
そんな不安を抱えていませんか?
マンションの大規模修繕は、数千万円単位の予算が動く重要なプロジェクトです。にもかかわらず、多くの管理組合メンバーにとっては初めての経験で、知識や情報が不足していることが少なくありません。その結果、進め方が曖昧なまま工事が始まってしまい、後から「もっと調べておけばよかった」と後悔するケースも。
そこで本記事では、初めて大規模修繕を担当する理事の方が、「失敗しない進め方」と「正しい費用の考え方」を身につけられるよう、わかりやすく解説していきます。
【この記事でわかること】
- マンション大規模修繕の基本知識
- 初めてでも失敗しない進め方のステップ
- 費用相場と予算オーバーを防ぐコツ
- よくある質問とその答え
※マンション大規模修繕の正しい進め方について詳しく知りたい方『マンション大規模修繕の正しい進め方!7つのステップと成功のコツを徹底解説!【川崎市】』をご覧ください。
マンション大規模修繕の基本|なぜ必要?どんな流れ?

「この工事、本当に今やる必要があるの?」
理事会で大規模修繕の話が持ち上がったとき、こんな疑問の声が上がることは珍しくありません。
確かに、外見上はまだ綺麗に見える建物でも、内部では劣化が進んでいることがあります。そして修繕のタイミングを逃すと、結果的に費用が高くついたり、住民トラブルを引き起こしたりする可能性も。まずは「大規模修繕とは何か」「なぜ必要なのか」といった基本を正しく理解することが、すべての第一歩になります。
【このパートでわかること】
- 大規模修繕の目的と必要性
- 一般的な修繕項目と実施タイミング
- 管理組合としての準備と対応
そもそも大規模修繕って何?どんな工事が含まれる?
「外壁が少し汚れてきたけど、それだけで大規模修繕が必要なんですか?」
そんな疑問を持つ方も多いですが、大規模修繕は見た目の問題だけで行うものではありません。建物の老朽化は、目に見える部分よりも内部設備や構造部に現れることが多く、適切なタイミングでの修繕が資産価値の維持に直結します。
マンションの大規模修繕とは、築10〜15年を目安に、外壁や屋上防水、鉄部、給排水管などの劣化部分をまとめて補修・更新する工事を指します。一般的には以下のような工事項目が含まれます。
- 外壁補修・塗装工事:クラック(ひび割れ)や剥がれの修復、塗装による防水性の回復
- 屋上・バルコニーの防水工事:雨漏り防止のための防水シート貼替や塗装
- 共用廊下や階段の床工事:劣化した床材の交換や滑り止め加工
- 鉄部塗装:手すり、扉、フェンスなどのサビ防止塗装
- 給排水設備の補修・更新:老朽化した配管の交換やメンテナンス
これらの工事をまとめて行うことで、効率的にコストを抑え、工事の手間や期間も短縮できるというメリットがあります。反対に、対応が遅れると不具合が深刻化し、部分的な修繕を繰り返すことでトータルコストが高くなる可能性もあるのです。
よくある会話「これって本当にやる必要あるの?」
「外壁もまだ綺麗に見えるし、今すぐ修繕する必要なんてあるの?」
これは、管理組合の理事会や総会でよく聞かれる声です。確かに、目に見える劣化が少ない場合、工事の必要性に疑問を感じるのは自然なことです。しかし、大規模修繕のタイミングは「見た目」だけで判断するものではありません。
実際には、防水層の劣化やコンクリート内部の鉄筋腐食など、見えない部分に問題が進行していることが多いのです。これを放置すると、雨漏りや構造劣化による安全性の低下、修繕費の増大といったリスクが発生します。
「どうせやるなら、壊れてからでは?」という考えもありますが、これは**「壊れてからだと、何倍も費用がかかる」**という事実を見落としています。定期的な診断と早めの対応が、長期的にはコストを抑える結果につながるのです。
ですから、「今やるべきか?」ではなく、「必要な時期を逃していないか?」という視点で判断することが、管理組合の適切な判断につながります。
管理組合が果たすべき役割とは
マンションの大規模修繕を円滑に進めるうえで、管理組合の役割は非常に重要です。特に理事会や修繕委員会は、計画から実施までのすべての工程に関わることになります。
まず、最初に取り組むべきは修繕委員会の設置です。理事会だけでは専門性や負担の面で限界があるため、経験や意欲のある住民を中心に、補佐的な役割として委員会を立ち上げることで意思決定がスムーズになります。
次に、建物診断の実施と報告内容の確認。専門業者に依頼して調査を行い、その結果に基づいて修繕の必要性と範囲を把握します。診断結果を住民に共有し、理解を得ることも管理組合の大切な仕事です。
さらに、修繕計画の策定と予算の調整。ここでは、長期修繕計画と積立金のバランスを見ながら、どこまでの工事を実施するかを決めていきます。
最後に、施工業者の選定と工事中の監理。複数業者からの見積もりを比較し、最適な業者を選定。工事が始まってからは、進捗確認や住民対応も含め、全体の調整役を担うことになります。
このように、管理組合の役割は「決める」「伝える」「進める」ことの連続です。だからこそ、一人ではなく組織として動ける体制づくりが成功の鍵となります。
大規模修繕の正しい進め方|安心のための3ステップ

「修繕の必要性は分かったけど、実際にどうやって進めればいいの?」
このような声は、大規模修繕を初めて担当する理事からよく聞かれます。たしかに、専門用語や判断ポイントが多く、全体像が見えないまま進めてしまうと、トラブルの原因にもなりかねません。
しかし、大規模修繕は決して複雑すぎるものではありません。重要なのは、「調査→計画→施工」という3つのステップを押さえ、それぞれの段階で適切な情報収集と意思決定を行うことです。
【このパートでわかること】
- ステップごとの全体像
- 業者選定や契約時の注意点
- 修繕トラブルを避けるコツ
ステップ1:建物診断と現状把握
「どこが劣化しているのか、ちゃんと見てもらえるんですか?」
大規模修繕の第一歩は、建物の現状を正確に把握することです。見た目には問題がないように見えても、内部で劣化が進行していることは珍しくありません。そのため、まずは専門業者による劣化診断(建物調査)を実施することが重要です。
この診断では、外壁のひび割れ、鉄部のサビ、屋上やバルコニーの防水層の劣化など、建物全体の状態を細かくチェックします。結果は「診断報告書」として提出され、どの部分にどの程度の修繕が必要かが明らかになります。
診断を依頼する際には、以下の点に注意しましょう
- 管理会社任せにせず、第三者の建築士や専門会社に依頼することで中立性を確保
- 現地立会いを行い、理事会や修繕委員会が診断の様子を直接確認する
- 調査方法(打診調査・赤外線調査など)や範囲が明記されているかを事前に確認
調査結果を基に、修繕が必要な範囲や緊急度を正しく把握することで、その後の計画や予算にブレが出にくくなります。ここでの精度が、大規模修繕の成功を左右するといっても過言ではありません。
ステップ2:修繕内容の検討と予算計画
「どこまで修繕すればいいのか…予算も限られているし、悩みますね。」
建物診断の結果をもとに、どの部分を、どのレベルまで修繕するかを決めていくのがこのステップです。すべてを一度に直す必要はありませんが、将来的な劣化を見越して優先順位を決めることが重要です。
修繕内容の検討には、以下の3つの視点が欠かせません。
- 緊急性:劣化が進んでいて、早急な対応が必要な箇所
- 効率性:まとめて工事を行うことで、コストや手間が軽減できる部分
- 将来性:今後の維持管理のしやすさを考慮した工事内容
次に、費用の検討です。ここでは、すでに策定されている長期修繕計画と照らし合わせ、現時点の積立金で対応可能かどうかを確認します。足りない場合は、一時金の徴収や金融機関からの借入れといった手段も検討する必要があります。
修繕内容の計画立案は、建築士やコンサルタントの協力を得ることで、専門的な視点を取り入れた現実的な予算案を作成しやすくなります。費用を削ることだけを目的にせず、「10年後も安心できる計画か?」という視点を持つことが重要です。
ステップ3:施工業者の選定と契約
「業者ってどうやって選べばいいんですか?値段が安いところがいいんでしょうか?」
施工業者の選定は、大規模修繕において最もトラブルが起きやすい工程の一つです。工事の品質・費用・対応力すべてに関わるため、慎重かつ公平に判断することが求められます。
まず基本となるのが、複数社からの相見積もり(3社以上が理想)。価格だけでなく、提案内容や実績、担当者の対応も比較し、バランスの良い業者を選定することが大切です。
比較方法としては、以下の2つの方式が主に用いられます。
- コンペ方式:事前に修繕内容を決めたうえで、複数の業者から提案と見積もりを募集し、比較検討する方法。公平性が高く、競争によるコスト削減も期待できます。
- 設計監理方式:設計者(建築士やコンサルタント)が施工業者とは別に入り、第三者の立場で品質管理を行う方式。中立性が確保され、住民からの信頼も得やすいです。
契約時には、工事範囲やスケジュール、追加費用の条件などが曖昧になっていないか、契約書を細かくチェックすることが重要です。契約後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐためにも、疑問点は事前にすべて確認しておきましょう。
進め方でよくある質問
「相見積もりは何社から取るのが妥当ですか?」
→ 3社以上が一般的です。価格の比較だけでなく、それぞれの提案の質や対応の丁寧さなども比較することで、より適切な判断ができます。
「コンサルタントって本当に必要なんでしょうか?」
→ 必須ではありませんが、中立性と専門知識の確保という点で非常に有効です。特に施工業者と直接契約するのが不安な場合は、設計監理方式を採用し、建築士などの第三者に品質監理を任せることで、工事の透明性と信頼性が高まります。
「住民への説明って、どの段階でどうやるべきですか?」
→ 各ステップでの説明会の開催が望ましいです。診断結果の報告、修繕内容の案内、施工業者の選定理由など、住民の理解と合意を得ながら進めることが、後々のトラブル防止につながります。
大規模修繕の進め方には、さまざまな判断が求められますが、ポイントを押さえておけば決して難しいものではありません。わからないことをそのままにせず、専門家や経験者の意見を取り入れることが成功への近道です。
【マンション大規模修繕】気になる費用の目安と賢いコスト管理

「結局、いくらかかるのかが一番気になるんですけど…」
このような疑問を持つのは当然です。マンションの大規模修繕には、数千万円単位の費用が発生することも珍しくありません。だからこそ、最初に費用の目安や内訳を把握し、無駄を省くための工夫やチェックポイントを知ることが非常に重要です。
また、積立金だけでは足りない場合の対応や、費用を抑えるためにできることなど、現実的な対策も求められます。計画段階でこれらをしっかりと検討しておくことで、資金面での不安や住民トラブルを未然に防ぐことができます。
【このパートでわかること】
- 大規模修繕の費用相場
- 積立金の活用と不足時の対応
- トラブル回避のチェックポイント
戸数・築年数別の費用相場
「うちのマンションだと、だいたいいくらかかるの?」
このような質問は非常に多く、最初にイメージを掴んでおくことは計画の精度を高めるためにも重要です。大規模修繕の費用は、マンションの戸数・階数・築年数・施工範囲などによって大きく異なりますが、おおよその相場は以下のとおりです。
- 20~30戸規模(低層マンション):約2,000万~3,000万円
- 50戸規模(中層マンション):約4,000万~5,000万円
- 100戸以上(大規模マンション):6,000万円~1億円超も
また、築年数が古くなるほど、修繕対象が増えたり設備の劣化が進んでいたりするため、費用は高くなる傾向にあります。加えて、以下のような要素でも金額が左右されます
- 敷地の広さや形状(仮設工事費の違い)
- 過去に修繕がどこまで行われてきたか
- 地域差(都市部と地方で単価が異なる)
とはいえ、「相場=予算」ではありません。あくまで目安として参考にしつつ、自分たちのマンションの状況に合った計画を立てることが大切です。.
費用を抑える工夫とは?
「少しでもコストを抑える方法ってないんでしょうか?」
多くの管理組合が直面する悩みです。とはいえ、ただ安い業者を選ぶのではなく、品質とコストのバランスを取ることが重要です。以下のような工夫で、費用を適正に抑えることができます。
まずは、複数社からの相見積もりの徹底。価格の比較だけでなく、工事項目や仕様の違い、追加費用の発生条件までしっかりと確認しましょう。「安く見えても、後から追加請求が…」というケースも少なくありません。
次に、スコープ(工事範囲)の明確化。やるべき工事と、今は必要ない工事をきちんと切り分けておくことで、不要なコストを削減できます。
さらに、設計監理方式の導入も有効です。第三者の建築士やコンサルタントが関与することで、施工業者との間に利害関係が生まれず、不要な工事や過剰な費用のチェックが可能になります。
最後に、住民への丁寧な説明と合意形成も見落とせません。反対意見によって工事が延期されると、仮設費や材料費が高騰し、結果として費用が増えることもあるのです。
“賢い節約”は、「削る」ことではなく、「ムダを省く」こと。これを意識することで、後悔のない修繕計画が立てられます。
費用面でよくある質問
「積立金が足りない場合、どうすればいいんですか?」
→ 大規模修繕に必要な費用が積立金でまかなえないケースは珍しくありません。
その場合の対応策としては主に以下の3つがあります:
- 一時金の徴収:各住戸から追加で費用を集める方法。ただし住民の負担感が大きいため、合意形成が難航する場合も。
- 修繕積立金の値上げ:次回以降の修繕に向けて積立金を増額する。将来の対策には有効ですが、今回の資金確保には間に合いません。
- 金融機関からの借入れ:管理組合名義で借入を行い、分割返済する方法。無理なく資金調達できるが、審査や返済計画の検討が必要です。
「工事の途中で追加費用が発生することはありますか?」
→ あります。たとえば、外壁をはがしてみて初めて分かる内部の劣化や、設計に含まれていなかった工事項目が見つかる場合などです。
これを防ぐには、契約前に**「追加費用が発生する条件」「対応の流れ」**を明記しておくことが重要です。
「支払いは一括?分割?」
→ 多くのケースでは、工事の進捗に応じた分割払い(前金・中間金・完了後)が一般的です。支払いタイミングや条件については契約書でしっかり確認しましょう。
まとめ~川崎市のマンションの大規模修繕なら池田塗装へ
本記事では、マンションの大規模修繕について、「そもそもなぜ必要なのか」「どのように進めればよいのか」「費用はどのくらいかかるのか」といった基本的な疑問にお答えしてきました。
大規模修繕は、一度の判断ミスや準備不足が後々のトラブルや余計な出費につながる可能性があります。しかし、進め方のステップと費用の考え方を正しく理解しておけば、初めての担当でも迷わず進めることが可能です。
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